ネイティブチェックってした方がいいの?
このような疑問をお持ちの方は、多いのではないでしょうか。
実際に依頼する場合、誰に依頼するかでその品質も変わってくるのです。
この記事では、ネイティブチェックが必要な理由から、実際に依頼する方法まで詳しく紹介します。
ネイティブチェックを依頼しようか悩んでいる方は、ぜひ最後までご覧ください。
ネイティブチェックとは?
ネイティブチェックとは、文章を他言語に翻訳した際、その言語を母国語としている人に文法や表現が合っているか、違和感なく自然な文章になっているか確認してもらうことを指します。
例えば、日本人が日本語を英語に翻訳した場合、英語を母国語とする人に自然な文章であるかを確認してもらうということです。
ネイティブチェックすることで、違和感のある文章や使い慣れない表現が合った場合、修正してより完成度の高い翻訳が完成できる、というメリットがあります。
日本人が英訳するすと、日本人特有の英語表現があり、ネイティブの人しか気付けないこともありますし、必要に応じて修正していくことで、さらに読みやすい文章になるのです。
追加費用がかかったとしても、ネイティブチェックは怠らないで、しっかり行うことをおすすめします。
ネイティブチェックが必要な理由を紹介
わざわざ費用をかけてまで、ネイティブチェックする必要があるのか
このような悩みをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
結論から言うと、ネイティブチェックは必要です。
翻訳を担当する人がどれだけその言語を熟知していても、ネイティブの人がチェックすると、表現や文章に違和感があるということは生じます。翻訳する分野、例えば、観光のパンフレットと、機械のマニュアルの翻訳では英語の表現(使い方)も変わるわけです。しかし、日本人にそれができるでしょうか。
さらに、文法的には正しい文章でも、ネイティブの人はあまり使用しない表現なども存在するのです。
結果的に、ネイティブチェックを怠ったことで、読みにくい質の悪い文章になってしまいます。
しっかりとネイティブチェックすることで、単語や接続詞の使い方など、ネイティブのように自然な表現に近づけられるのです。
特に、映画やテレビコマーシャルなど、自然に響くような表現が重要になるため、ネイティブチェックは必須項目と言えるでしょう。
ネイティブチェックの重要なポイント
ネイティブチェックの重要なポイントは、以下の3つです。
- 正しい校正能力
- 適切な表現力
- 専門的な知識
では、それぞれ詳しく紹介していきます。
▶正しい校正能力
まず、ネイティブチェックする上で重要なポイントは、文章をより理解しやすいものにするための正しい校正能力です。
もし仮に、適切な用語を使用した文書でなかった場合、読む側の満足度が下がり、信頼性も落としてしまうでしょう。それが、商品のカタログやパンフレットの場合、訳文が不自然な文章で記載されていたら、その商品も2流品と思われ、購入につながらなくなるのではないでしょうか。
このように、たった一つのミスで信頼性は損なわれてしまうので、正しい文法に修正する能力や自然な文章構成、さまざまな視点から構成できる単語の選択など、これらは校正能力にとって重要だと言えます。
また、日本人は、一般的に冠詞の使い方がうまくできません。ネイティブならではの冠詞の使い方が必要です。
さらに、校正能力には、ネイティブの人に伝わる文書にするというのも重要なポイントとして含まれるので、覚えておきましょう。
▶適切な表現力
次に、ネイティブチェックする上で重要なポイントは、適切な表現力です。
ひとえに翻訳といっても、パンフレットや映画の翻訳など、その種類は多岐にわたります。
そこで、これらに合わせた表現ができるかというのも、ネイティブチェックの重要なポイントになるのです。
例えば、機械の説明書などは情報をいかに正しく無駄のない表現で伝えられるかが重要になります。
さらに、観光向けのパンフレットなどは文化や歴史がより魅力的に伝わるような表現にしなければならないのです。
▶専門的な知識
最後に、ネイティブチェックする上で重要なポイントは、専門的な知識です。
読者に理解されやすい文章かどうかは、翻訳能力だけではなく、より専門的な知識があるかどうかで変化してきます。
例えば、医療や法律、論文、ビジネス文書といった専門性が高い分野では、チェックするネイティブ側の知識量が要求されるのです。
正しい専門知識がないと、専門用語の正しい翻訳がかけられません。
このように、ネイティブチェックはネイティブだからといって、誰でもできるものではないのです。
ネイティブチェックを依頼する方法
ネイティブチェックを依頼する場合、その方法は以下の2つです。
- フリーランスの翻訳者に依頼する
- 翻訳会社に依頼する
では、それぞれ詳しく紹介していきます。
▶フリーランスの翻訳者に依頼する
まずは、フリーランスの翻訳者に依頼するという方法です。
フリーランスは、知り合いがいなければ、ネット上で探すしかありません。
フリーランスの利点は、安いということです。個人ですから、ある意味、言い値になってしまうため、安い方もいれば、高い方もいますが、基本的に、企業よりは安いといえます。
翻訳のクオリティや翻訳者との相性など、これらの条件が合う人材が見つかれば、コストを抑えられるだけでなく、質の良い翻訳が期待できるでしょう。
フリーランスのデメリットは、品質、作業期間及びセキュリティが保証されないことです。
品質の良いフリーランスを確実に見つけることは簡単ではありません。経歴を見ても、本当かどうかも判断つきません。実績があるからと言って、品質が良い保証はありません。安ければ、実績の数だけは多いかもしれません。実績があったとしても本当かどうかも判断つきません。
依頼をしても、本当に約束の納期までに実施してくれる保障もありません。翻訳会社であれば、代わりの人材も豊富であり、何かトラブルがあっても社内で対処し、約束を守ってくれます。
品質のばらつきや納品されないなどの問題が起こった場合、責任の所在をどこに追求したら良いのか、不明な点もあります。
さらに、個人情報が漏洩するという危険性も、あります。
フリーランスに依頼する場合は、コストを抑えることは可能かと思いますが、品質、作業期間やセキュリティが保証されないということを十分理解して、依頼することが大切です。
▶翻訳会社に依頼する
次に、翻訳会社に依頼するという方法です。
専門の会社であれば、翻訳や校正に精通した、プロのネイティブチェッカーが対応してくれます。
他の方法に比べればコストはかかりますが、翻訳のクオリティや作業期間は確保されるので、品質にこだわりたい方はこの方法がおすすめです。
翻訳会社によっては、通常の翻訳料金にネイティブチェックの費用が追加されることがあります。
なかには、料金の記載が無いところもあるので、気になる会社がある場合は、事前に問い合わせてみると良いでしょう。
ネイティブチェックを依頼する際の注意点
ネイティブチェックを依頼する際は、主に6つの注意点があります。
- 使用国のネイティブスピーカーを選定
- チェッカーの文章力と編集力の確認
- 専門知識の確認
- コミュニケーションの重要性
- セキュリティ対策
- 費用と品質のバランス
では、それぞれ詳しく紹介していきましょう。
▶使用国のネイティブスピーカーを選定
同じ言語でも国によって表現やニュアンスが異なるため、文書を使用する国のネイティブスピーカーに依頼することが重要です。
例えば、アメリカ向けの文書ならアメリカ英語のネイティブスピーカー、イギリス向けならイギリス英語のネイティブスピーカーを選ぶと良いでしょう。
▶チェッカーの文章力と編集力の確認
ネイティブスピーカーであっても全員が優れた文章力や編集力を持っているわけではありません。
例えば、日本人はみな日本語が話せますが、すべての人が高い文章力を持っているというわけではありません。
このように、ネイティブスピーカーにも、文章力の差はあるのです。
そもそも、ネイティブチェックができる人は、長時間の訓練を受けてマスターした人でないと難しいものになります。
そのため、もし質の高い翻訳を依頼したいのであれば、一定の文章力があるネイティブチェッカーに依頼する必要があるということが必要です。
▶専門知識の確認
医療、法律、技術など専門性の高い分野の文書を扱う場合は、その分野の専門知識を持つチェッカーを選ぶことが必要です。
専門用語や概念を正確に理解して適切な表現を使用できるチェッカーを選ぶことで、品質の高い文書を作成することができます。
▶コミュニケーションの重要性
依頼者とチェッカーの間のスムーズなコミュニケーションは、質の高い仕上がりを得るために不可欠です。
文書の目的や背景、読者の情報などを具体的に説明し、背景情報をネイティブチェッカーに十分理解してもらってからチェックしてもらうことが、品質上最も重要なことになります。
質問があれば速やかに回答することで、チェッカーの作業効率も向上します。
▶セキュリティ対策
特に機密情報を含む文書の場合、セキュリティ対策がしっかりしているかを確認することが重要です。
翻訳会社に依頼する際は、セキュリティを気にする案件であれば、国際規格のISO27001(情報セキュリティマネジメントシステム)を取得している企業かどうか確認することも重要であり、情報漏洩のリスクを低減しましょう。
▶費用と品質のバランス
フリーランスのチェッカーに依頼すると費用を抑えられる一方、品質にばらつきが生じる可能性があります。
翻訳会社に依頼する場合、費用は高くなるものの、品質や納期、セキュリティの面での安心感があります。依頼する前に料金体系やサービス内容をしっかりと確認しましょう。
ネイティブチェックは翻訳会社に依頼するのがおすすめ
ネイティブチェックは、翻訳会社に依頼するのが一番おすすめです。
フリーランスに依頼すると、品質の保証がありません。品質の保証がないものにお金を使うというのもいかがなものでしょうか。
翻訳会社であれば、一般的に、高い品質と万全な体制が確保され、ネイティブチェックもスムーズに進められるのです。
さらに、比較的対応言語が幅広いので、さまざまな国の言語にも対応できます。
ネイティブチェックならNTCネクストにお任せ!
この記事では、ネイティブチェックが必要な理由から、実際に依頼する方法について紹介しました。
NTCネクストでは、その言語における文章作成能力や文章構成能力を保有する、プロのネイティブチェッカーが対応します。
さらに、法律やマニュアル、医療、金融から一般文書まで、幅広く対応可能です。
また、厳正なセキュリティ体制(国際規格ISO 27001)を整えているので、より安心して依頼できます。
ネイティブチェックの会社を探している方は、ぜひNTCネクストまでご相談ください。